過去問は何年前のものから必要か?
ヤフオクでは、大学受験用赤本、青本のうち難関大学の古い年度のものが高値で売買されています。
私も、大学受験のときは高校の資料室に行き、過去10年くらいの過去問を探し、実際に解いたという記憶があります。
中学受験でも過去問は優先度を上げて取り組むべきだと思いますが、そんなに古いものまでそろえる必要はなさそうです。理由はこんな感じでしょうか。
- そもそも、10年もさかのぼってやるほど受験生には時間が無い。
- 中学受験では、特に女子校において、1つの年度に複数回の過去問ができあがることが多い。
- 時事問題や問題中の統計資料などで、見た目の廃りが意外にも分かりやすい。
最大の理由は1でしょう。
仮に9月第1週目から週2回過去問演習をやったとして、
2回/週 x 4週/月 x 5ヶ月(9月から翌年1月末まで) = 40回分
しかできません。
さらに、解きなおしに時間がかかったり、弱点補強に当たる週が出てきたりで、そのうち1割はできなかったとすると、過去問ができるのはせいぜい全部で36回分程度です。
さらに志望校を選ぶ際には、候補が3~4校程度出てくるでしょう。そうすると、1つの学校に割り当てられる回数は9~12回程度。
1年当たり2~3回の本番受験があるとすると、一つの学校の過去問としては最大でも5年分もそろえておけば問題なさそうです。
やみくもに多くの過去問を解き続けるのも勉強になると思いますが、さすがに我が娘のレベルのあたりでは、このくらいが精一杯でした。
また、直前期には一度解いた過去問を再び解くという作業が良いようです。塾の先生に薦められましたので、我が家も第一希望の過去問のうち何回分かは解き直ししました。