都内偏差値50前後女子の中学受験

2015年受験。都内偏差値50前後女子中受験を終えました。思うことがいろいろあり、気が済むまでの期間限定ブログです。

社会

関東の中学校の受験科目は、国語、算数、理科、社会の4科目というのが殆どですが、

関西の中学校では、受験科目に社会が無い学校が多いようです。日本でトップの進学実績を誇る学校においても3科目です。社会は、中学受験に必要な科目なのでしょうか?


上位校はきっと違うのでしょうが、我が娘が受験校として候補に挙げていた学校の社会の問題は、ほぼ短期記憶型の勉強で乗り切れてしまう程度だったように思えます。配点も、国語、算数が100点で、社会は50点や60点という学校が多かったです。
直前(人によって期間がどの程度は異なりますが)だけの学習で何とかなってしまうのではないでしょうか。また、中学受験の範囲も、中学に入学すれば再び履修することばかりであり、大学受験への影響は無いようにも見えてしまいます。


5年のとき、通っていた塾で実施されていた模擬試験でクラスが決まっていました。
前にも書いたとおり、いくらやっても絶不調の算数が足を引っ張り、4科合計成績が低迷していました。そこで、クラス落ちを避けたい娘は短期記憶で乗り切れる社会にはまってしまうという悪循環に陥ってしまいました。社会で点数を稼ぐスタイルが定着してしまいます。これはまずい、ということで転塾させます。
その後、学習のスタイルが大幅に変わりますが、実は本番直前に苦労したのは社会でした。5年のときにあれだけ頑張って覚えていたことが忘却曲線に従い、結構抜けてしまったようです。(もちろん、基本的なことは残っていましたが、無理して覚えたことは残らないのですね)


社会は、先行逃げ切り型が必ずしも成功しない科目なんですね。
大手塾のカリキュラムに従い、4年からいろんなことを覚えさせられましたが、4年生のうちは都道府県の名前と県庁所在地が漢字で書け場所と形が分かる程度でも、何ら問題ないと思います。


社会が受験科目から無くなると、経済的打撃は大きいですね。塾の先生ののうち4分の1が不要になったり、参考書・問題集の売り上げも4分の1だけ減ってしまいます。
また、社会を受験科目から減らした場合、受験生全員が喜ぶわけでもなく社会得意受験生は悲しむことになりますし、ま4科目学校と3科目学校が並存していると併願パターンが組みにくいとかの問題が出たり、さらには「社会軽視論は許さん」みたいな理想論を語る正論派論客が登場して話がややこしくなったりして、結局は、「関東では4科目が試験科目」というのは変わらない流れなのでしょう。

そういえば、『3年B組金八先生』の再放送で、「東京の中学生は理社が弱い」という話があったのを思い出しました。都立高の入試科目が3科目だったころのお話です。金八先生が、理科や社会を軽視するとどうなるか熱弁をふるっていたような・・・。
もちろん、私はそれよりはずっと後の世代なので、高校受験も大学受験も社会もちゃんとやりました。。


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