都内偏差値50前後女子の中学受験

2015年受験。都内偏差値50前後女子中受験を終えました。思うことがいろいろあり、気が済むまでの期間限定ブログです。

計算

自己紹介を含めると、この回で5回目の記事になります。
開始前は「あれを書こう」「これを書こう」と思いつつ始めましたが、長文を書くのが苦手であること、受験終了から1週間以上経つと熱も冷めつつあること、それに何を書くべきか頭の中が整理できていなかったりと、ブログを続ける難しさに早速直面してしまいました。ブロガーと呼ばれる方、尊敬するばかりです。


今日は計算について。我が娘、算数では本当に苦労しました。
4年の時も5年の時も、算数のことを相談にしにいくと「毎日の計算をやりましょう!」とだけ決まって爽やかに言われるのみだったため、最後はその塾に見切りをつけました。なぜ見切りをつけたかというと、我が娘は計算だけはまったく問題なくできていたからです。

4年の後半から、計算だけでも強くさせようと入試の計算問題を集めた本を1日2問ずつやらせたのですが、これが本人のツボにはまり喜んでやっていました。
ツボにはまった理由は、本人が言うには「学校名が書いてあったから」だそうです。小5くらいになると学校の偏差値上の序列も知ってきます。算数が苦手な彼女でも、聞いたことがある難しいとされる学校の計算問題が解けることが相当うれしかったようです。

また、計算問題は出題される学校の場合、問題数としては多くても3問。
その3問を中学の先生が、受験生の計算力を見るために考えに考え抜いて作った問題であるはずなので、良問であることは間違いありません!。(素人の私には何が良問かは分かりませんが・・)

そんなわけで、算数の計算問題までだけは最初から最後まで順調でした。

やはり、できることがあるとモチベーションアップに繋がるのですね。


ただし、これ以外の算数はあまりにできなくて、6年に大手塾から小規模塾へ転塾しています。その後の話は別の機会に。。


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過去問

私は、どんな試験であれ過去問は最も優れたテキストであると考えています。
中学受験でもそうだろうと思っていましたが、そうではないと説明を受けたこともありました。過去問に関しては、こんなことを言われた記憶があります。


  • 「うちは過去問をやらせる時期は11月か12月くらいになってからです。生徒によっては過去問をやらないで受かってしまった子もいます。それよりも授業の内容をどれだけ理解するかのほうが大事です。」(途中まで通っていた大手塾)
  • 「対策として過去問を何年か分をやりこんでいけば、傾向が分かってくると思います。」(第一希望だった学校の入試説明会)
  • 「早い時期から過去問をやらせます。問題との相性というのがあるので、偏差値の数字で合格だとしても、合格最低点が取れてない場合は落ちますし、その逆もあります」(6年から通いだした塾)
  • 「偏差値37でも受かった子がいるっていうから聞いてみました。そしたらその子は過去問をやりこんだそうです」(上記とは別の学校の入試説明会)

という具合にいろいろな意見があり、どの意見もきっと正しいのでしょう。

我が家の場合、正攻法では合格を取るのが間に合わないと判断し、過去問重視戦略でいくことにしました。実際に、娘が使った教材も、①塾から渡されたプリントやテキスト、②過去問、③入試で出された計算問題を集めた問題集、の3つのみでした。(戦略というより、それ以外やる余裕が全くなかった。。)

過去問をやり始める時期は塾に任せるとして、子供がやった過去問の答案を誰が採点するかが重要になってきます。


案としては、①子供が採点する、②親が採点する、③塾の先生が採点する、があります。


まず、①は駄目です。子供は自身に都合によいように採点します。また記述問題の採点はできませんし、分析ができません。(偏差値50前後娘の場合)


次に、②は①よりは良いかもしれませんが、親のストレスが増すのと、親子で喧嘩が勃発してしまいます。心理面で問題有りすぎです。


よって、③しかありません。6年から通った塾でははじめから先生が採点し、その結果を元に課題や受験校を決めていくという考えだったため、完全にお任せでした。ありがたかったです。


なお、最初に登場した大手塾の場合は、質問したところ採点者は本人だそうです。要するに親が採点することになります。親もアホな我が家には無理だったと思います。。



最後に、受験を終えた冷静な頭で、その大手塾が過去問を遅い時期までやらせない理由を想像してみました。

  • 「早い時期にやらせる」→「子供はできない」→「親が騒ぎだす」→「転塾されてしまう」
  • 「遅い時期にやらせる」→「できない子もいる」→「できない子の親が転塾すると騒ぎ出す」→「でも時期が遅いので転塾を引き受けてくれるところは無い」→「結局、生徒は確保できる」

大胆な仮説でごめんなさい。

気分を害された方には事前に謝ります。



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1月校

東京・神奈川の私立中の入試は2月1日以降に行われることが決まっています。
それに対比する形で「1月校」という言葉が中学受験の世界に存在します。


受験生のレベルで「1月校」という言葉の受け止め方は異なると思いますが、ざっくり言うと次に分類されると思います。

  1. 鹿児島ラ・サール、愛光等の全国的に名の通った進学校を受験する。万が一2月に落ちたら入学させ、大学受験を終えたときに戻ってこさせる。
  2. 海陽学園、早稲田佐賀、函館ラ・サール等の寮完備の学校を受験し、合格したら入学させる。
  3. 土佐塾、長崎日大といった「お試し受験の定番校」を受験し、合格しても入学しない。(模試並みの順位表がもらえるところもあります)
  4. 埼玉・千葉の学校を、「ガチ」で受験してくる生徒と一緒に受ける。万が一2月に落ちたら、通学可能であれば通学させる。

偏差値50前後女子(12月時点では50以下)の娘の場合、3か4となります。


塾の先生には3を薦められましたが、我が家は4を選びました(1校のみ受験)。理由は、「全落ちしたときの進学先に当てたかったから」です。当然合格しました。
併願パターンを決めるときの全落ち最悪ケースでも進学先は確保した形になっていたため、親としては精神的にかなり楽でした。電車で90分ほどの埼玉校には通えても、長崎の学校への通学は不可能です。


でも、”そもそも「1月校」なんて受験する必要あるの?”という疑問は多くの人がお持ちだと思います。


大手塾の場合は「絶対に必要」と言うでしょう。
「12歳の小学生が2月1日に人生初の受験経験では緊張がピークに達しますよ。実力を発揮できると思いますか~??やはり、練習は必要なのです!!」というのが彼らの主張の論理のようですが、「1月校」受験経験者の娘によれば、大変に「緊張した」とのこと。。

「2月校」に絶対の安全校があれば不要かもしれない、というのが受験を終えて冷静に出した結論です。お金もかかりますし。

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